とくお組『TOWER OF LOVE』
渋谷のLE DECO 5にて、とくお組の第9回公演「TOWER OF LOVE」を見てまいりました。
とくお組をみるのは、今回で2回目・・・前回見たのは「インドのちから」という作品。今、自分が書いたブログを読んでみると、なんかすごいベタボメしているなぁと・・・これだけ褒めておいて、それ以来見に行っていないというのもどうかと思うけど。
でもでも、毎回毎回チラシを見つけるたびに見に行ってみたいと思う劇団ではあるんです。
とりあえず今「劇人」の方に広告載せてくれています・・・無料ですが・・・うれしい。
さて、今回久々にお伺いしたわけですが、前回見た作品とはうって変わって会話、というかモノローグ主体の作品となっておりました。インドの方では爆笑に次ぐ爆笑(多少誇張)だったと記憶しているのですが、今回は爆笑とは程遠くクスリが良い所・・・。
そう、クスリ・・・クスリと笑うっていうのが、今回のとくお組の「TOWER OF LOVE」を評するなら一番適当なんじゃないかと思うのです。言っておきますが、クスリとしか笑えない程度の笑い!っていう意味じゃないですよ。クスリと笑えるっていうのがミソです。
ストーリーとしては、TOWER OF LOVEというアミューズメントというか大会?があって、タワーの各階では各種の「男前要素」を駆使して難題をクリアーして最後に残った男が最上階にいるタワー姫に会うことができるというもの。
舞台は最上階の一つ前の回、バーのカウンターと各種のお酒、そして舞台中央にはジェンガが配されている。そこに数々の難題をクリアーしてきた男達6人が集まってきて始まるのだ。
お酒のテクニックが勝敗を決めるのではと思案しているところに支配人が現れる・・・「話し合いで1人を決めて欲しい」。最後の最後のテーマは、話し合いということに一同は愕然とするが、とりあえずタワー姫への愛が一番強い人を選ぼうということになる。そこで登場するのがジェンガである。各人がタワー姫への愛を語り、納得できなかった人の分だけジェンガの木を移動して倒したら終わりということになり、各人のモノローグが始まる。
彼らのモノローグが、これがなかなか聞けるものなのだ。前回の印象からすると笑いはできるが芝居はいまいちと思っていた彼らが、笑いもそこそこに一人語りで物語を見せていく。どの役者もとても魅力ある喋りをしてくれて、彼らの語る愛の物語に結構酔いしれていたりしたのだ。タワー姫への愛はどこへやら、皆自分の失恋話になっていくのだが・・・。
イケメン役者達のしっとりとした恋のお話・・・女性は是非!って思いました。
さてさて、このまま会話劇で終わるのかと不安にかられていましたが、物語の後半には急展開が始まります。とりあえず、各人の会話からそれぞれに共通項目が見つかって彼らにちょっとした友情が芽生えたりします。そんな中、このタワーの仕掛けが作動します。もうここからはSF、・・・というよりも印象としては「世にも奇妙な物語」でしょうか?。
私は映画「キューブ」を思い浮かべたりもしましたが・・・。
という感じで、最後の最後はちゃんと盛り上げて幕を引いてくれましたが、今回の驚きは物語重視の芝居らしい芝居もできるんだなということでした。聞いたところ、交互に趣を変えているそうです。そうそう、あと女優を使わない彼らの姿勢・・・潔いし応援したくなります。
素敵な男性が見たい方、是非顔を出してみたらどうですか?。
posted by yositosi at : 22:52