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2006年09月16日

クロムモリブデン『猿の惑星は地球』

中野ザ・ポケットにて、クロムモリブデンの「猿の惑星は地球」を鑑賞してきました。
個人的に大好きな劇団・・・まだこれで鑑賞自体は3回目なんですが、DVDも買いまくっています。まぁクロムモリブデンのDVDは完成度が低かったりしてイタタタタな事もありますが・・・。
それでも大好きクロムモリブデン、役者も脚本も、何より雰囲気が私の肌にピッタリ合います。

そして、今回の作品もまさにそんな裏切りの無い作品でした。しかも、今回の作品はこれまで以上に物語の部分が普通に面白くなっている。これまでの作品は、社会風刺の物語の殻を被ったコント集のような印象で、その個々のネタの出来如何で作品の質が決まってしまうような作品を書き続けていたように感じられたのだけれど、今回は物語がちゃんと物語としてかなり練りこまれていて、ちょっとしたSF小説としても体裁保てるんじゃないかなと感じた。

100年後の未来、死なないサルが地球を支配して、人間は自分達の安全を確保しながらひっそりと暮らしている世界。そんな中予知夢で死ぬ方法を記した本があることを知ったサルは、死という希望に向かって行動を開始する。死が貴重なものとなった未来では、みんなこぞって死にたがる。なんだ、100年後もいまとそんなに変わらないんだなと思える作品。

死が横行し始めた頃、100年の旅をしてきた奥田ワレタ演じる少女の病気が発病して人間もサルもみんなただの動物と化して、叫びに叫ぶというシーンで幕は閉じられる。当にサルの惑星地球となるのである。死という生理現象が生きるための全てになった時、きっとそれはただただ単純に本能のままに生きる動物と=になるということの暗喩とでもいうことだろうか。

物語としても、スッキリとしたSFに仕上がっていた本作品、魅力的な役者人にも磨きがかかり、いよいよクロムモリブデンの助走が終わったかという印象。しかも今回が東京進出第1段作品であったということで、とりあえず杮落しとしてはまずますの評価が受けられる内容だったのではいでしょうか?。

まあ実際には、すごい息の長い劇団らしいのですが・・・はい。今回もDVDを購入、「なかよしショー」完成度高し。

posted by yositosi at : 23:50

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