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2006年06月24日

青年団若手自主企画 『立つ女』

五反田のアトリエヘリコプターにて、青年団若手自主企画の「立つ女」を鑑賞してまいりました。
青年団の兵藤公美さんと、マイムカンパニー「水と油」の藤田桃子さんが共同で発案・企画製作した今回の作品、このお2人以外にもCAVAというマイムカンパニー?から丸山和彰さんが参加、こちらの方は始めてかな?・・・最初水と油の人かと思ってた。

加えて、音楽はオムトンによる生演奏・・・実は、オムトンは以前から個人的に知っていてアルバムも持っているというお気に入りっぷり、オムトンの生演奏が聞けるから見に行ったという部分も本当のところある程度大きい。

アトリエヘリコプターは初体験・・・奥行きのある倉庫をそのままの形状で使った公演、エアコンが無いのかちょっと暑めの観劇でしたが、そこまでの苦痛ではなかったです(一切日の光が入ってこないからかな?)。

青年団というと会話劇というイメージですが、今回はどちらかというとマイムの水と油の側面が色濃かったですね。
椅子やテーブル、可動式のソファーなんかを使っての立体的な作品・・・笑いの要素も多分に含まれ、オムトンの演者も作品に参加してくるという仕掛けあり・・・かなりサービス精神旺盛な作品だったんじゃないですかね?。

やっぱり水と油は好きだなぁっていうのが、もっとも強い感想・・・・これまでもダンスと演劇の境目のような作品は多く見てきたけど、その中ではやはり水と油の世界観が一歩抜きでてる感じがします。
リアリティーを構造化して魅せてくれるので、分かりやすいというのもありますし、その作業がスタイリッシュでかっこいいです。

今回の作品、立つ女は大きく見て一人の男を巡る2人の女性の遣り取りみたいなものがテーマで、男のもとを立とうとする2人の女っていう大テーマがあるように感じられました。
しかしながら、もっと単純に言わせてもらえれば、椅子から立つという行為に向けて演出の意図が反映されているのではないかと勝手な想像してしまいました。
椅子が実は今回の道具として大きく扱われていて、そこに座ったり立ったりという動作が、人間の感情の微妙な動きを投影するシンプルな装置になっていたのではないだろうか。

その行為にフューチャーして、シンプルで素直に楽しめるマイム作品へと仕上げていました・・・とても楽しくて、仕事明けの週末にわざわざ見に行った元は大きく取り戻せた気がします。

オムトンの生演奏も良くて、倉庫の壁に反響してミニマルな音が多層かしていて素敵でした。
とはいえ、全然新しいアルバム出てないですね・・・早く新曲が聞きたい!そんな叫びを投げかけておこうと思います。

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posted by yositosi at : 23:59 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年06月17日

くねくねし『尤もな犬』

下北沢駅前劇場にくねくねしの公演「尤もな犬」を見に行った。
こちらは、ここ3回の公演を一度も欠かさずに見ているという際立ってマイフェイバリットな劇団・・・なんでこんなにも欠かさず見に行くほど好きなのか?と問われると、いまいち返す言葉とか無いのですが・・・。

くねくねし『プレタとポルテのくねくねオートクチュール』
くねくねし『おみそれテクニク大辞典ろくろっ首ロードくねくね!』

今回の作品は、尤もな犬ということで正義感に溢れた犬達が人間を密かに救うという話で、人間はみんな彼の言葉に、ごもっとも!と頷くという物語。
いつも、物語は特にこれといったメッセージも無く、ただ何となくナンセンスな雰囲気を密かに漂わせながら温いストーリーがだらだらと続きます。
今回の公演は2時間近くあった模様、多少長すぎるなぁという風に観劇中には感じたのですが、観劇後に周囲のお客さんが「こんなに時間経ってたんだ」なんてつぶやいていたので、それなりに良い作品だったんではないでしょうか?。

こちらの劇団の私なりの評価ポイントは、一先ず役者さん達の飄々として個々人の魅力が微妙に出ているところだと思います。
役者の魅力がダ~!っと前面に出ているという程でもないのですが、それぞれの役者さんがそこそこに笑いも取りながらバランス良くまとまっていると感じられるんですね。
決して、お芝居が上手いとかオーラがあるということではなくて、街のそこら辺にいそうな何でも無い人たちなんですが、そんな人たちが集まって作るお芝居はそこそこにオリジナルに満ちて、そこそこに面白い。

そんな人間味溢れる役者さんを見たくて、私は毎度足を運んでしまいます。
決して高い期待を持って臨むわけではありません・・・そこそこに面白いものを軽い気持ちで楽しみに行く。
そういう、そこそこな芝居が、そこそこに安心を私に齎してくれるみたいです。

役者さんたちも、少しずつ外の劇団で客演などもされているようで、ちょっと心配になってしまいます。
漫画家のしりあがり寿さんが監督するWEBムービーでくねくねしの蒸し鶏さんが電送オヤジを演じてます!

そんなこんなで、また次も見に行ってもいいな・・・そう思わせてくれる良い劇団ですね。

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posted by yositosi at : 23:12 | コメント (0) | トラックバック (0)