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2005年09月25日

とくお組『インドのちから』

池袋の出来たてホヤホヤの劇場シアターグリーンに今週2回目のお出向き・・・とくお組の「インドのちから」を見に行ってきました。
今回が初見の劇団でしたが面白かったです・・・開演前の映像でインド人の女性が前説しているところから馬鹿らしさが伝わってきて、その段から期待の持てる舞台でした。
蓋が開けてからも終始笑いの絶えない舞台・・・素直に楽しんで、楽しむだけ楽しんで、楽しんだらスッキリして帰路につける・・・良い舞台だと思います。

それと、一番初めにちょっとだけ言っておくと舞台美術がなかなか凝っていて、インド料理屋さんの雰囲気、厨房の雑然とした状態の再現・・・大道具の構成から小道具の仕込まで、2000円の芝居の概念を遥かに凌駕するクオリティー。
あの舞台を準備するだけで、かなりの労力と金銭が使われたのではないかと・・・立て込みに粗はあるけど、小劇場であれだけやってくれれば一級品でしょう。

物語は2つのインド料理屋を巡るちょっぴりSFなインドの潜在能力にかなりフューチャーした作品・・・2つのインド料理屋さんっていうのは、1995年のインドの料理屋さんと2005年の日本のインド料理屋さん、この時間的空間的な距離をインドパワー、実際には幻のスパイスやサイババの力で乗り越えてしまうお話。
インドへの愛情に満ち満ちた内容とでも言いましょうか・・・なんで今更インドやねん!っていうツッコミを入れたくなるのですが、その辺は作家のセンスということにしておきまして、限りなく馬鹿馬鹿しい物語に笑うのが疲れるほど笑わせてもらいました。

特筆するべきは脚本の良さですかね・・・先に記した舞台美術もそうなんですが、脚本の出来、もっと詳細に言えば笑いの作り方とでも言いますか・・・そういうネタの扱い方は目を見張るものがあった。
インドという何で今さら?的な題材な訳ですが、「力の衰えたサイババ」を登場させたりして、ちょっぴり懐かしくて、サイババブームの顛末に触れさせてもらえた気もしたし・・・。
そのサイババそっくりの日本の料理研究家を出すっていう発想もなかなかなものではないかと・・・それがタイムスリップしてきたサイババとドタバタ入れ替わりっていうのもコントの王道的なものながらやっぱり面白い・・・観客の期待を裏切らずに、観客の期待を超えてくれる・・・安心して観られるお芝居。

まぁ一番笑ったのは、サイババの力が無くなったのはモジャモジャのカツラをずっと前後逆に付けていたというやつかな・・・センスが良すぎる、面白すぎた。

登場人物は全員男性、彼らが1人2役などをやりながら、2つのインド料理屋が展開されます。
上下二段に組まれた舞台で、料理を作り、中に浮き、時にはモンスターに殺されながら、縦横無尽に笑いを生み出していく・・・学生劇団的な爽やかさに包まれた力技満載のお芝居という感じですかね。
やっぱり、役者には弱さを感じざるおえない・・・下手に感動とかメッセージを織り込んでいないので、その弱さが致命的になる場面はないので、別に今のとくお組という劇団にとっては大した問題では無いと思うし、長編コントであり、且つ、ノリを売りにする劇団としてはその弱い役者陣も魅力にも思える。
このお芝居を見て役者がヘタだという結論で締めくくる人がいれば、それはきっと一方的な決め付けみたいなもので、全く持って本質を見失った意見だろう・・・そんなことを言い切れるぐらい、この芝居の役者達は役者としてとくお組らしい、そんな事を初見ながら感じてしまえる・・・そんなメンバーだった。

とはいえ、お芝居が上手い事に越したことは無いと思うので頑張って欲しいですが、それ以上にとくお組のメンバーがとくお組の芝居を楽しくやれる事っていうのが一番大切なんじゃないかな。
楽しんでいる役者っていうのが舞台から溢れていた・・・そういうのは決して見ていて心地の良いものである・・・加えてちゃんと面白い芝居なんだから文句は無いな。

真面目な話をすると、役者として魅力的で上手いのはサイババの鈴木規史さんぐらいかな・・・あとの人は魅力はイマイチ、だってイケメンだから・・・。

>>おはしょり稽古
ドリフターズってのは全くもって言い得て妙・・・面白ければお芝居なんてヘタクソでも良いんだよってスタンスはビタリと当てはまると思いますね。
舞台の切り方と使い方も、8時だよ全員集合的な感じで、その中で動き回るのなんか当に!って感じかもしれません。
でも、お芝居に出ていたのは6人ですね・・・きっと。

posted by yositosi at : 22:50

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