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2004年12月29日

クロムモリブデン

王子小劇場にクロムモリブデンの「ボウリング犬エクレアアイスコーヒー」を見に行ってきました。

佐藤佐吉演劇祭のラストを飾る作品で、関西を中心に活躍している劇団との事。

実は、招待券を頂きまして(招待券が無くても見に行くつもりでしたが・・・)ウキウキルンルン財布はハッピー!!な感じで今年最後の観劇に行くことができました。
しかし、外は大雪で「外出たくね~!寒いし!」という天気だった訳ですが、そんな風に思っていたところに、役者さんから「雪ですけど、是非来てください!」っというメールを頂きまして、「よっしゃ、しゃ~ないから見に行ってやるわ~」と重い腰を挙げ、完全防寒にて王子へ。

夕方ぐらいから、雪も収まってくれて全然大丈夫でしたけどね。

お芝居の方は、トランス・ナンセンス・バイオレンスという劇団テーマにポップをプラスして、バイオレンスを落ち着かせたという感じでしょうか?
想像していたよりも、笑いの部分が多くて、それはそれでめっちゃくちゃ笑わせていただいたので全くOKなのですが、トランスとかノイジーっていう方向性ももう少し見れたらまた違った作品として楽しめたのかなという気もしています。

総評としては、とっても良かった・・・本年最後のお芝居としてこれ以上無いな、ってぐらいスッキリと満足のできるお芝居見せてもらいました。
ホント、お芝居ってこうじゃなくちゃなという言葉が、私の中でキッチリと当劇団に当てはまった感じ。
面白い芝居は数あれど、「あ~今日の芝居は面白かった」という満足は与えられても「あ~演劇好きで良かった」と芝居を見終わった後に思わせる芝居はそうそうありませんよね。
この感覚の違いって近いようで意外とズレている。
面白い芝居というだけでは、「演劇好き」という感情は満たせないでしょ、もっと大きな枠組みなんですよそれは・・・その芝居を見ることで、演劇という大きな枠の中でのある1つのポイントが見えてくる。
つまり、雑多な世界である演劇の中で、その芝居の位置付けというか関係というものが明瞭になった瞬間、それは演劇が好きな人間にしか味わえない面白さということになる。

生半可に芝居を見ている者には味わえない感覚・・・それが「演劇好きで良かった」の瞬間です。
演劇を見ない人間を、「ふ、こいつら本当に面白いものを知らないの~」と蔑める瞬間です。

この作品は、そんな瞬間を私に齎してくれました。
このタイプの芝居を見るなら、ここしかないよね~っと自信を持っていえる、そんな演劇でありました。
スタイリッシュという言葉も、8割ぐらいは適切だと思いますね。
衣装とかはセンスいいなぁと思いました・・・ボウリング兄弟の服が「あ~まさにそれ!」という感じを踏襲しつつ、でもちょっとだけズレた感じで「うむ、素敵!」でした。
まぁ、どの方の服装も凝っててそれだけでも3分は楽しめました。

しかし、コメディー色本当に強かったなぁ・・・想像の10倍ぐらいコメディーだった。
でも、マジで笑った・・・ここ何回かの芝居でここまで笑ったのは記憶に無い・・・何の話でだったか忘れたが、笑いが止まらなくて腹が痛くなった。
いや~アンタッチャブルでもここまでは笑わせてくれないよ~。
笑いたいというだけでも見る価値はあるだろうね・・・新年初笑いで見に行ったら、その年一年分笑うかもよ!(それは言い過ぎなりが・・・)

トランスとかノイズとかが思っていた以上に少なかったので、そこはちょっと残念。
そういうのも期待して行っただけに、そっちの感情も見たして欲しかったけど・・・これ以上言ったら我侭ですな。

本に関しては、殆ど意味は無いので、これ以上は書くまい!(たった一行ですか?)

役者さんは皆よかったなぁ。

主役をしていた奥田ワレタさんは、昔世界一団のトリックスターに出てた人かな?と思ったのですが、当たりでした。
特徴的な顔ですからね・・・でも私は好きな容姿です・・・気になって無かったらそこまで覚えていません。
本当に素敵なお芝居をする方でした。
開放力が強いというか、一瞬にして感情を爆発する力は並外れているなぁ、今はフリーでやっている役者さんということで、今後の活躍が期待されます。
東京に来る際にはできるだけ見たいと思います。

ボウリング兄弟をしておられた森下亮重実百合両氏は何ともお似合いといいますか、お2人ともカッコよし、カワイよしという感じで、うらやましい限り、それに加えて2人で織り成すお笑いのセンスの独特なこと・・・見た目に反したドギツイシュールさであの芝居の中でも異彩を放っていたという印象。
「ボウリング」とか「パーフェクト」の言い方が大好き!

あとは板倉チヒロさん・・・黒人の役ですが・・・普通に面白い・・・私が腹抱えて笑ったのはこの人のネタだったはず。

でもまぁ、み~んな個性溢れたお芝居をされる方たちでした。
こんな人々に支えられているクロムモリブデン・・・面白くないはずが無い。

過去の公演も見て居れば良かったという後悔・・・DVDを買いました。

>>しのぶの演劇レビューさんにも記事があります。

>>Wonderlandにて紹介していただきました。

posted by yositosi at : 23:33

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 年末から新年に掛けて東京・王子小劇場でステージを続けたクロムモリブデンの「ボウリング犬 エクレア アイスコーヒー」公演(12月29日-1月3日)。佐藤佐吉演劇祭の掉尾を飾るこの越年公演に関して、さまざまなレビューが掲載されています。  「しのぶの演劇レビュー」... [詳しくはこちら]

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