キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
スティーヴン・スピルバーグ監督の作品。
彼の作品のジャンルではハートウォーミングというか、SFではなく、リアル系というか・・・適当な表現があるのかもしれませんが、私は知らないので適当・・・感じてやってください。
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンというタイトルからも分かるように「もしできるなら俺を捕まえてみろ」という作品です。
どうやら事実の物語のようですが、本当にそんなことが!!って突っ込みたくなるです。
まぁ、半分ぐらいは脚色入ってるだろうけど・・・。
でも主人公がいろいろと自分の身柄を偽りつつ、パイロットになったりドクターになったり・・・環境が甘いのかもしれませんが、すごい事です。
こんなチョコチョコ人生切り替えられたらなんて楽しいことでしょう。
物語は、犯人と警察の追いつ追われつの物語ですが、まったくサスペンスではなく、面白い物語、ハート温まる感じです。
レオナルド・ディカプリオって別に何の思い入れも無い役者さんですけど、この作品は良いと思いました・・・なんか、ロミジュリとか炊いた肉とか、恋愛ものでいちゃついているイメージしか無かったわけですが、それ比べたら今回の自堕落な駄目人間っぷりには満足。
面白かったっすよ・・・ディカプー。
トム・ハンクスも、駄目刑事っぷりが良かったですね。
今見てみたら、トムハンクスって有名な役者の割に私はフォレスガンプしか見ていないみたい。
だめだな~。
まだまだ、見たりない。
音楽良かったよ・・・ジョン・ウィリアムズ。
この人はホント多彩だなって思った。
音楽の統一感がない。
良い意味で・・・。
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2004年11月28日
座頭市
北野武監督の作品は、実は私、とっても大好きな人です。
初めて見たのは、映画館で見た「HANA-BI」でしたけど、これでガッツリつかまされてしまいました。
それ以来、ビデオでですけど、北野武作品は全部見ていました。
ま、個人的にはHANA-BI以降はパッとしていなくて、一番良いのは「ソナチネ」だと確信していますけどね。
座頭市はちょっと気になっていて、映画館で観ていてもおかしくは無かったんですが、時期的な問題か、演劇に傾倒している昨今では不覚にも観賞してなかった。
テレビで早くもやっていたので、見ました。
実は、この作品きっと賞取るって予想してました。
なんでかって言うと、時代劇とエンターテイメントなんて外人好きそうじゃん!!
北野武だと久々の受賞でしたね。
ヴェネチア国際映画祭の監督賞・・・。
さてさて、作品ですが、CGのダサさにがっくりしながら、音楽と映像のシンクロには面白いなぁと思わせていただきました。
北野映画のポイントである「おもしろ」もふんだんに盛り込まれていて、笑わせていただきました。
北野ブルーは今回はあんまり感じませんでしたね。
青を象徴するような風景が無かったですね。
それよりも赤の印象の方が強いです。
というのからも分かるように、今までの北野映画より路線がズレてしまった気がします。
暴力というテーマはHANA-BIとかその路線と共通項なんですけど、今回はずいぶんとエンターテイメントに徹していたし、それ以上に分かりやすかった。
それは、善と悪という構図が明確であるし、それを巻き込む物語としても筋がきちんと出来ていて、ちゃんとした時代劇という構造を保っていたと思います。
それまでの北野映画の分からなさ、それは善と悪の不明さに始まり、物語のエンドにやってくる解せぬ終末といったものに比べると、話が分かりやすかったですね。
「Dolls」の反省かな?
エンターテイメントです。
いや、面白かったですよ。
でも、ソナチネは超えられないね。
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2004年11月27日
I am sam
レインマンで私の心を鷲づかみにした俳優ショーン・ペンがまた知的障害者を演じきります。
本当、この人、知的障害者っぷりを出すのだ上手いなぁ。
知的障害者っぷりっていうのが、どういう「ぷり」かはさておいて、人間観察の鋭さと言いますか、知恵遅れという障害のイメージを体から放つオーラで体現してしまうという印象です。
アイアム・サムはずっと前から見たいと思っていて、今日は久々に時間的な余裕もあったと言うことで、ミッドナイトに優雅に映画など見てしまいました。
この作品は、知的障害者と育児という実質の社会的な問題を背景に、父親と娘の互いへの愛情を描いていく物語であります。
本当のところ、私はこの手の映画に弱いです。
でも、この映画で良いと思ったのは、主人公たちの物語もさることながら、その周りの人間たちの優しさというものに心を打たれた気がします。
つまり、障害者というのは身体的な問題よりも、周りとの関係性の問題のほうが大きな壁として実は成り立っているということなのです。
概念的には、それが真っ当な意見であると言うのは分かっているのですが、この映画で描かれていく人間関係を見ていると、果たして自分はこういうコミュニケートがさまざまな側面における障害者ととれるであろうかと考えさせられる。
この映画は、そういう裏側の感覚を限りなく排除した上に成り立っている感動作品といえると思う。
それ自体はとてもすばらしい内容である。
私たちの夢であり、理想であり、希望でもある。
でも、多くの困難を孕んでいることも事実。
最後に大きな矛盾を抱えて終わっていく、それはなんとも煮え切らない感情である。
そういう意味からも、感動しきれなかったな。
娘役の女の子は、本当にかわいてくて良い子だった。
あんな娘がいたら、そりゃ手放したくないさ・・・。
良い作品なんだが、後一歩という気がする。
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2004年11月26日
ディナーラッシュ
冬のニューヨークにあるとあるイタリアン・レストラン「ジジーノ」を巻き込んで起こるある一夜の物語。
ディナーラッシュというタイトルが示す通り、レストランにおいて、料理をどんどん出していくという物語のなのですが、何故なぜ?料理を出しているだけなのに、スピード感が画面から溢れてくる。
その勢いに流されるままに、物語の最後へと流されていく。
ホント、中だるみとか飽きとかそんなものを感じさせられる暇がない。
料理をテーマに、エンターテイメントを巻き込んで上手く昇華できている。
主役ではないが、レストランの実質の経営者であるウードを演じているダニー・アイエロはどっかで見たことのある顔だなぁと思ってたのですが、実はレオンに出ているみたいですね。
記憶が正しければギャングのボスの役の方だったと思う。
役どころがまったく違って、顔の歪んだ悪役のキレ具合に比べて、素敵なシェフの熱い役どころで、怖さというものは無く、清々しさすら伝わってきます。
素敵な方です。ファンになりました。
というわけで、全体を通して、以外に面白い作品でした。
たしか、映画の単館ランキングでは結構良いところ行っていたと思います。
1つのエンターテイメントしてお勧めできますよ。
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2004年11月25日
藍色夏恋
台湾で大ヒットを記録したという噂の青春映画。
監督も役者も無名な人たちばかりですが、素敵な青春を見せてくれます。
主役を演じるチェン・ボーリンのボーイッシュで気の強い、それでいて幼さを含んだ表情やしぐさは、観客の淡い思い出を喚起させるし、且つその複雑さが魅力でもある。
物語は何ともシンプルで、無駄の無い、悪く言えばありきたりな展開に終始している。
そんな日常の一風景が、かえってこの映画の魅力でもあるかもしれない。
つまり、そういう一瞬の欠片こそが、素敵な出来事そのものといえる時がある。
そういう、青春の時間の大切さが詰まっている宝箱だと思う。
開けてからのお楽しみということさ・・・。
特筆すべきは、カメラワークと全体を取り巻く色味でしょうか・・・。
岩井俊二を思い起こさせました、私的には・・・特に「打ち上げはな火・・・」。
淡い色使いが多くて、それがまた少年時代の風景のように見えてしまう要因となっているのではないでしょうか。
そういう香りがした。全体的に・・・。
良い映画だ・・・短いのもまた良い。
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2004年11月24日
水性音楽
水性音楽・・・事前情報無く、ただネットでの評価と評判をもとに観賞。
水性音楽というタイトルからして、素敵な物語・・・薄く、透明度のある。
そこに、メロディアスな音楽が聞こえてくる・・・。
溶け合っていく・・・。
そういう演劇を想像してました。
と思ってふたを開けてみたら、なんじゃこりゃ~~~!!
変な芝居する劇団だなおい!
お笑いなのか?ミュージカルなのか?
脈絡のある、感動的な物語を奏でるかと思いきや。
不条理のような不可解な世界へと話は転がっていく。
そこには、物語を解体させるような意味の無い展開が付加され、それは物語でありながら、笑いという目的の為に利用される単なる造形へとレベルを落とされてしまっている。
その不完全な構造は煮え切らない感情を私にもたらす。
前半に構築した物語を最後まで丁寧に綴ることなく。
また、後半の解体も物語を完全に無に解するまでは進まない。
もったいない・・・もったいなさ過ぎる。
そして、全体に作りこまれていない印象と、お金をかけていないと一目で分かる造形物。
役者が垂らす巻くが、ずっと反転してたのは、面白くてしょうがなかったけど・・・。
役者のレベルも低いな・・・ああいう、素人さを売りにするのも良いが私には痛いものを見ている気にさせられる。
それは、学生演劇の自己満足さに似ている感情だ。
もっと、作りこんで欲しかった。
面白くなる要素は持っている。
それは独特な感性だ。
それが完全な形を形成できていない。
ミュージカルみたいな歌の使い方は面白い、もっと上手く使って欲しい。
次は、見に行けないかな・・・このままでは。
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2004年11月23日
city of god
1960年代後半、ブラジル・リオデジャネイロの貧民街“シティ・オブ・ゴッド”にまつわる物語。
監督はフェルナンド・メイレレスという方、これ以外には特に作品は無いみたい。
面白すぎる・・・そして、リアリティーが画面からむき出しになっていて、それが恐ろしくもある。
役者の演技が、演技という世界を乗り越えて、そこにドキュメントとしての事実が置かれているかのようである。
子供達の演技が、限度を超えている。
子供の足が打たれるシーンがあるのだが、その子の泣き顔が恐怖に満ちていること・・・。
そのあまりのリアリティーに映画を超えて、恐ろしさを現実にもたらす。
そして、音楽、カメラワーク、時代を何世紀も乗り越えたようなその感性には多くの映像表現にならされた私たちに対しても新たなる発見をもたらすといえる。
それほど、別格だ。
かっこよすぎて、眩暈がする。
リアルすぎて、眩暈がする。
素敵過ぎて眩暈がする。
後半、少々飽きがきたが、それはあまりの情報過多ゆえの脳の疲れである。
以上!
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2004年11月21日
bird's eye view
新宿のシアターサンモールにてbird's eye viewの「nu」を鑑賞してまいりました。
シアターサンモールを改造して円形舞台として使っていました。
私は端の席の通路側の席で、とっても見やすかったです。
バーズアイビュウはこれで2回目の鑑賞です。
2回ぐらい前の青山円形劇場での公演を見て、この劇団は舞台はとっても綺麗だけど何を言いたいのかいまいちわからんなぁ・・・っていう感想でした。
そのときは水を天井から降らせたりしていて、舞台の表現はとっても綺麗だったんですけど、役者が語る言葉がどうしても響いてこないというか、正直意味がわからなかったという風で終わってしまいました。
今回は、反省を含めての鑑賞・・・。
感想は、とてもすばらしかったです。
舞台の構成、照明、音響、役者の動きの1つ1つにまで、表現の限りを尽くして最上のものを見せようという・・・前回の公演のときにも感じた見た目への限りない探求心といいましょうか、そんな情熱はさらに高いところを目指しているのが感じられました。
良い・・・。
でもそれ以上に感動したのは、その中で語られる言葉の妙。
劇団名が語っているように、リアルの世界を少し斜めから、つまりはズレた方向から見下ろすとそこにはどれだけの不可思議が隠れているのか・・・。
そういう奇怪さを舞台上において表現している。
現実は小説より奇なりではないが、現実を解体してパズルのように間違って嵌めていくとこんなにも違う風景が見えてくる。
そういうところにある面白さを追求しているのだなと・・・。
舞台表現と言葉が織り成す世界が水と油のようでありながら、ホイップのようにやんわりと混ざり合っている。
そんな世界がそこにはあったんだ。
私も、今回の公演でそれがわかったよ。
成長したね・・・。
今度から絶対に見に行こう・・・いや、本当におもしろかった。
しかし、出ている役者の見た目のすばらしいことすばらしいこと・・・。
男性はカッコイイし、女性は綺麗だし・・・。
なんて贅沢な!!!
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2004年11月20日
innerchild
銀座は時事通信ホールにてinner childの「青い鳥」を鑑賞してきました。
以前からどういう劇団か気になっていたし、私が良く参考にしているサイトの管理人さんもお気に入りに入っているようでしたので、見に行ってみるか!ってな感じで、遠い銀座までぶらぶらとやってまいりました。
いや~しかし、見に行った甲斐はあった。
何しろ美しかったです。
映像の使い方も綺麗で且、リアルタイムの舞台上を映し出したりと面白い使い方をしていましたね。
さて、それが上手い具合に行っていたかというと微妙ですが・・・。
私のところからは映像良く見えましたけど、場所によっては本当にぜんぜん見えなかったのではと思います。
なにしろ、舞台が縦長・・・簡単に言えば、歌舞伎の花道だけが舞台になっているんです。
ファッションショーみたいな感じですね。
その縦に長い舞台が時間の流れという概念の抽象的な物体として素敵に利用されていたと思いますね。
物語は、現代の人間と、古事記等からの引用としての邪馬台国が時間の交錯を起こしみたいな感じで話が進んで、青というキーワードとともに物語が収束していきます。
天照大神とかいった古代の神の名が、全編に散りばめられており、日本の神の世界をモチーフとした寓話という設定にも心を打たれました。
日本人の遺伝子に組み込まれた郷愁とでも言いましょうか?
音楽も映像も・・・そして何より、物語とその美しさ・・・。
人々の心の奥に訴えかける、まさにインナーチャイルドという名が意味する通りの世界を築きあげていましたね。
感動しました・・・ホロリと涙。
また見に行きます・・・絶対に。
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小さな中国のお針子
小さな中国のお針子を観賞。
1971年、文革の嵐が吹き荒れる中国。
青年マーとルオは医者を親に持つことから、反革命分子の子として再教育のために奥深い山村へ送り込まれた。
そして、そこで彼らは美しい少女、お針子に出会う。
マーとルオが語る禁書(西洋文学)がお針子を次第に目覚めていく…。
監督はダイ・シージエ・・・この作品以外には目立った作品は無いようです。
中国の美しさはフィルムの中に見える。
そこに生きる人たち姿もまた、アジアの郷愁を私にもたらしてくれる。
村という世界が閉ざす未来と、西洋の本がもたらす素敵な言葉が人々の心の中で、 葛藤を生み出していく。
しかし、それもまた心に中に閉ざされていく。
青春という光と影がその美しさの中に、甘美な毒としてはめ込まれていく。
そのブレがこの映画の見所である。
ただし、物語はなんとも中途に終わっていく。
何とも残念な終わり方である。
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2004年11月19日
ク・ナウカ
下北沢はスズナリにク・ナウカのマクベスを観賞しに行ってきました。
マクベスはシェークスピアの作品の中でも代表的なものでありましたが、それを独特な感性に読み解いた作品といいましょうか・・・。
ここの劇団のウリは、動きを演じる人と声を出す人がわかれているということでしょう。
劇団のパンフレットにはmoverとspeakerというような分け方がなされていました。
この演出手法、初めて見ましたけど、一長一短ですね・・・ほんと。
つまり、言葉のエコーとか裏の心情、同様といったものをまるでエフェクトをかけている様に表現できる。
つまり、役者から声を取り去ることで、声を音響のように、つまりそれ自体も1つのオブジェクトとして捉えて、演出対象にしてしまったということです。
1人の人間が1つの台詞を語るという限界を解体したわけです。
それによって表現される世界は確かに見たことの無い、そしてあ~なるほどと観客に思わせる説得力があります。
しかしです・・・見難い。
普通の芝居を見慣れている私としては、本当に台詞を喋っている人間ばかりに目が行くし、体と声が乖離していることによる統一感の無さに苛立ちすら覚えます。
いや、本当に面白いことをやっていると思うんですよ。
ですが、やはり前衛すぎるという気がします。
いや、前衛とも言いがたいですか・・・。
特殊であると思います。
演出自体は大変面白かったと思います。
マクベスという西洋の設定でありながら、役者はみな紋付袴という出で立ち、舞台上には風車が無数に飾られており、それが風によって回りだします。
照明によって、舞台上の景色は、色とりどりに変わっていきますし、役者さんたちが演奏する音楽も、とても上手く、そして物語ともシンクロし、それだけでも本当にすごいことだと思います。
数人がかりで1つの台詞、そして、1つの音楽を奏でていく。
それは、ただ単純に繰り返しの練習しかないだろうと想像できます。
そこから生まれてきた世界は確かに独特であり、ひとつの世界でありました。
ただ、1つ言うならば、やはり演劇というには辛いということです。
パフォーマンス、そう感じて仕方ありません。
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2004年11月15日
ミュージック・オブ・ハート
ミュージック・オブ・ハートは実話を元にした素敵な物語であります。
監督はウェス・クレイヴン、スクリームのシリーズなども監督されているようで、その作風の違いにちょっとビックリ。
メリル・ストリープが主役で、バイオリンとそれがハーレムの子供たちを変えていくという物語。物語の基礎構造は「天使にラブソングを2」ととっても似ているんですけど、こっちは実話とのこと・・・。
感動できる要素が多く詰め込まれているんですが、それがどうしても大きな感動につながっていかない。
それがどうしてかというと、きっと実話である故なのではないかと思うんです。
つまり、実話はフィクションほど感動できないということなわけです。
どうしても、物語のブツギレ感が否めないです。
もしも創作物なら、決してそういう展開にはさせないだろうという物語の流れをしていきます。
それは、より感動的な流れを廃して、事実に寄ろうとするため、最善手を取れないからなのだと思う。
事実は小説より奇なり・・・はたして、そうかしら?
メリルストリープさんは、アメリカを代表する大女優とのこと。
なかなか、面白い役どころで、鬱かと思えば、凛々しい姿もありと、何とも不思議な役どころだったとおもいます。
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2004年11月13日
CHICAGO
面白すぎる・・・。
物語の中でのミュージカルの使い方なんかはダンサーインザダークに似てるなぁなんて最初思いましたけど、基本的なコンセプトはずいぶん違うのですね。
つまり、こちらはミュージカルにおける物語の展開と映画としての物語の展開がクロスするという形で進んでいきます。
つまり、ミュージカルとしての側面を持ち出すと結局こういう表現になるということなんでしょう。
監督はロブ・マーシャル、HPを見てもこれしか監督されていません・・・もったいなさ過ぎる、めちゃくちゃ面白い映画なんだけどなぁこれは・・・。
主役のロキシー・ハートを演じたレニー・ゼルウィガー、物語の中でキャラクターがドンドンと切り替わっていくにも関わらず、可愛らしく時に汚らしく振舞う変幻自在ぶりにドキドキします。
打って変わってダンスも素敵で、特に人形のところはビックリします。
うますぎです・・・・。
ヴェルマ役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズは、セクシーぶりとその憎たらしい表情が終始魅了してきます。
いまいち、物語の展開に絡みきれていない印象、特に中盤・・・ですが、ダンスのシーンではそのセクシーな肉体で、いっきに主導権を握ってしまう感じです。
良い味だしてたっすよ。
弁護士ビリーのリチャード・ギアは、素敵でした。
終始、ダンディーでありながら、ふと見せるお茶目な表情、それさえもミュージカルという枠組みの中で、映画と演劇という難しい領海の中で、そのセンスが一種の枷となって両者を結び付けていました。
しかしかっこいいなぁ・・・。
映画は全体的にかなり良いです。
ミュージカル嫌いには辛いとレビューであったりしますが、全然そういうことなく秀逸なエンターテイメントとして十分に楽しめる作品だと思いますよ。
いや~近年見た映画、これまで見終わった後に楽しい気持ちにさせてくれた映画は珍しいと思います。
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2004年11月11日
劇団、本谷有希子
渋谷の青山円形劇場にて観劇。
変な名前の劇団ですが、脚本・演出をされている方が、本谷有希子という名前だそうで、高校を卒業して大人計画「ふくすけ」、宮沢章夫監修「alt.4」に出演された役者でもあるようです。
庵野秀明監督とも交流があるようですね。
声優もしたことがあるみたいです。
こちらの劇団はプロデュース公演のようなシステムだそうで、特定の役者は持たずに演出家の本谷さん1人で構成されている団体のようです。
役者人は、毎回客演といった形で集められているようです。
しかしながら、変わった形態をとりながらもそれなりの知名度を最近獲得してきている劇団で、それなりの評価も受けているようです。
ので、試しに見に行ってきました。
さてさて、公演の内容はといいますと、当劇団の第一作を上演ということでそういうものは大体においてとっても良いか、とっても駄目かに偏りそうなものですが、本谷さんが是非これを再演したいということで、実現に至ったそうです。
公演の実際の話の内容は別に書くことはしません、面倒なので・・・。
女性の病的な側面を描き出す作風ということで、賛否両論の作品を多く書いているということですが、脚本以外にも文章を書いているそうで、そういう意味でも気になります。
物語は、近親相姦とか30年間処女の女性とか性的な表現が多かったですが、物語の全体の流れはうまく出来てて、メインの話もエグイ表現もあるのですが、反面ずいぶんと面白い構成になっていたりで、見ているほうとしてはずいぶん楽しめました。
菅原永二さん、本当によかったです。
サブキャラですが、完全に全て持っていたような気がします。
天才的な間のセンス・・・。
猫のホテルの役者さんです。
エンディングはものすごく素敵でした。
あまりの美しさに、別に感動するようなエピソードなど無かったのにもかかわらず目頭が熱くなったような気がします。
全ての物語が最後の1つに綺麗に収斂していきました。
すごすぎる・・・。
本谷さん、最後にちょっとだけ出てきました。
綺麗な方でした、あんな素敵な容姿と声の持ち主が、役者やったりあんな脚本書いたりするなんて、素敵な時代になったものです。
本当に良かったです。
私のお気に入りの劇団、ベスト3に入れても問題ない。
それぐらい、良かったです。
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2004年11月10日
マイノリティーリポート
スティーヴン・スピルバーグ監督の作品。
近未来の世界で、殺人事件を事前に予知するというシステムを利用するシステムにより殺人を未然に防ぐことが可能になった世界での物語り。
原作はフィリップKディックの少数報告という作品であります。
物語としては、その犯罪を予防する機関のリーダーをしていたトム・クルーズが演じる男が、そのシステムによって自分が殺人を犯すシーンを予知されて、その機関で追う立場から追われる立場へと至る物語。
男は自分の冤罪を晴らす為に・・・。
物語の後半の展開をまったく予測していなかったので、ちょっとドッキリ、また思っていたものと流れが違う方向に流れ始めて、ちょっとワクワクした。
しかしながら、とにかく映像が綺麗。
さすがはハリウッド、さすがはスピルバーグ。
こういう近未来の映像が頭に絵として浮かび上がるというだけでもすばらしいと思います。
その映像もまた良いんですよね。
とくに、近未来ということで、近年言われているユビキタスとかいう社会を極限まで追求した世界が描かれていてその異常さとおもしろさに情報に携わる人間としても楽しませていただきました。
良いたいことはそれぐらいかな。
光の使い方が面白かったですね、CG的でしたけど・・・。見づらいし・・・。
やっぱいいよね、ハリウッド、普通に面白いからさ。
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2004年11月09日
マジェスティック
監督・製作は「グリーンマイル」のフランク・ダラボン。
というか、私はショーシャンクの空にが大好きで、人生で一番感動した映画といっても決して過言ではないと思われるのです。
本作マジェスティックに関しても、感動作品として名が挙がっていたので、試しに見てみたわけです。
つまり、ショーシャンクの空ほどの感動を期待しての観賞だったわけです。
物語は、ジムキャリー扮するところの脚本家の男が、記憶を失ったまま辿り着いた地で、ルークという町の若者と勘違いされて、その町でその男として暮らし始めるという物語です。
このルーク、戦争でその命を落としており、その悲しみが町を覆いつくしていたところに戻ってきた男として町で熱烈歓迎され、また彼もその町で映画館の主人の息子として生きていくことになり、その地で起きる出来事が、一つ一つが素敵な物語、町にとってはそれぞれが奇跡であるかのような印象を与えるほど美しい物語たちなのです。
結論としては、とっても良い話でした。
大感動で大粒の涙というわけには行きませんでしたが、うるると良い気分になれるぐらいの感動はありましたね。
エンディングがね、もっと感動的になるのではと踏んでいた分、ちょっと残念な感じです。
そこまでに積み重なれていくそれぞれのエピソードは本当に素敵ですよ。
良い映画、それぐらいの分類には入れておこうと思う。
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2004年11月08日
少年社中
本日は、中野ザ・ポケットに少年社中のアサシンズを見に行ってきました。
前回のハイレゾはこちらのHPでも絶賛した記憶があります。
ので、今回もそれに勝る期待を抱いて見に行ってきました。
結論を選考して言ってしまえば、いまいちでしたね。
まず、少年社中お得意のスピード感あふれる演出技法がほとんど使われていなかったという事になるでしょう。
逃げる、追いかける・・・そんな構造がほとんど見えてきませんでした。
主役の女性は主役でありながら実は物語の中で意外に展開しません。
そういう意味で、今回の少年社中はずいぶんと路線の違う、ハイレゾで書いたことに対して書くとするならば、ヒューマンドラマを書いたなという気がします。
設定自体は、ボードゲームを巡る無動機殺人、それと楽園を求める暗殺者、イラクとの写像のような設定が表裏一体という仕様で進むわけですが・・・。
設定は一見、少年社中お得意のアニメ的、ゲーム的、そんなファンタジーを想像させますが、今回は、そういうもので周りを装飾された純なる物語、それも恋物語でありました。
少年社中でここまで純な恋物語って実は私は始めてみるかもしれません。
きっと、不得意分野なんだと思います。
完全に描ききれていなかったです。
そして、少年社中お得意のチェイスが使いづらそうでしたね。
今回は、とても安易に使っていた気がします。
なぜなら、追いつ追われつの構造が単純で且つ、1対Nという構造、その1が入れ替わりはするが、どのエピソードも捏造に近い深さの無いエピソードに落ち着いています。
綺麗な人間のエピソードに終始したと思うのです。
私的には、あたらしい方向性のような気がしましたが、まだ不得手な姿が垣間見えました。
舞台はすごかったです。
日記に書いてありましたが、あれだけ作るの本当に大変だったろうとおもいます。
というか、あんな舞台本当に必要だったんでしょうか?
駒の盤面という意味でしかなく、動きづらい舞台だったろうと思います。
ちょっと、不完全燃焼に終わりましたが、実は最初からそんな気がしていました。
チラシの時点から、それまでとの毛色の違いを肌で感じていた、これは事実です。
じゃんけんであいこになることという台詞がもたらすコンセプトがまだ解けていません。
さて、どういうことなのでしょうか?
分かったら、また報告します。
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2004年11月06日
インソムニア
最初、見ていないときに感じていた物語への印象は、最後の最後に物語が大きく展開する。
例えば、シックスセンスのような・・・。
そんな映画という印象をもっていた。
どうしてかっていうと、この映画がクリストファー・ノーランという方が監督をされているからに他なりません。
この人、メメントという作品で、アメリカンドリームを掴んだ人で、インディーズ的なチープな作品ながら、その構成の面白さで、日本での公開までされた素敵な経歴の元主なのです。
そんな彼が、メメント以後の初監督作品、いわば名前が売れてからの第一作目な訳です。
ま、当然、いろんな人がそういう目で見ます。
というわけで、メメントには私も衝撃を受けた人間で、まさか最後の最後でそういう事になるのかぁって感動したくちである。
当然この映画もそういう目線で見ますよね・・・。
でも、思っていたものとは、ずいぶん違いました。
本当にちゃんと物語してまして、最後のどんでん返しもなく、つまり謎が常に隠されている状態で物語が進むわけでもなく・・・ただひたすらにヒューマンドラマが綴られて行きます。
いや、とっても上手く出来ている作品で、犯人と刑事が結託するように話が持っていかれてるのなんか、メメント的な匂いを感じなくも無かったです。
でも、所詮は、ドラマなんです。
綺麗に作られた、言い換えればありきたりな物語です。
ちょっと、メメントでみた作者の強烈な意図が見えませんでした。
メジャーな息にやられているんではと思いたくなるほど、素直な映画だ。
良い作品で、見終わった後の印象も良い、でも物足りない。
そういう映画だ。
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2004年11月05日
Gooday Co.
私のお知り合いの方が出演されているということで(劇団の主宰?)見に行ってきました。
下北沢の空間リバティーにて観賞してきました。
こちらのお芝居のほうは、2・3年前に一度だけ見たことがあったのですが、この度は、こちらでの批評と、また先日の私の劇団へのお礼も兼ねてでありました。
お芝居の方は、綺麗で確立されたものでありました。
日本戦時下における特命を受けた兵士が、台湾に「神の火」と呼ばれるこの世界を変えるものを取りに向かうという話。
そこで、台湾の人達と日本人、彼らの過去が交錯しあい未来へと繋がっていく。
演技の方は、暗転がほとんどゼロ、最初と最後にしかなかったという気がします。
暗転というものを効果的に使う為にでしょうか?
それとも、暗転という手法が観客の集中力を削ぐと言われているからでしょうか?
どっちにしても、徹底して使わないようにしているという演出でした。
ま、だからといって、物語の展開がどうのという話にはならなくて、それ自体は全然わかりました。
終わった後に、後ろのおばちゃんが話がよく分からなかったわね~って言ってましたけど、そんなことは決してありません。
逆に分かりやすいぐらい、丁寧に説明されていたと思います。
ただし、物語の焦点がぼやけてしまっているというのは感じました。
それが、もしかしたら意味の分からなさに繋がる可能性はありますね。
つまり、感動するべきポイントが散漫になっていて、大きな感動へと繋がらなかったのです。
恋愛から兄弟愛、友人としての想いから、子供たちへの希望、そんな綺麗な要素が小さな人間関係の中にガッチリと組み込まれており、全ての登場人物にそういった話が与えられていたのです。
さすがにやりすぎなぐらい話がカチカチと繋げられていたと思います。
感動の相乗効果よりも、感動への平均化が起こっていたといえる。
過去に神風特攻隊として死んでいった兵士であり、友人であり、弟であり、婚約者であったという人の姿がポツポツと物語のなかに埋め込まれているのですが、この人物との相関だけでものがたりを展開させるべきであったと思うのです。
第三者の勝手な意見ですけど、あの人が一番感情を入れやすかったし、感動させやすいエピソードを持っていました。
後のは、無理やり作った相関でしかないのです。
それと、主役として設定された登場人物との関係が限りなく弱く・・・というのも、ほとんどエピソードらしいエピソードがない主人公だったんです。
前半の主役と、後半の主役が、完璧に入れ替わっていたといっても過言じゃない。
そういう物語は伝わりにくいと思う。
どうしても、焦点がぼやけるからだ。
しかし、いろいろと勉強になった。
こうやって批判的に書く努力をしているので許して欲しい。
更なる発展を期待している。
とっても、いろいろなものが中途半端な気がする舞台だった。
つきぬけろ。
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2004年11月01日
シベリア少女鉄道
シベリア少女鉄道の公演を見に行ってきました。
2回目です。
前回の天までとどけを観賞しまして、かなりの衝撃を受けた人間であります。
今回はそれを超える更に上のものを期待しての観賞でありました。
前回の作品はテトリスでした。
果たして今回のネタは何なのでありましょうか?
チラシにはその公演でのネタ振りがされているという話だったので、いろいろ推測してみました。
VRというのはヴァーチャルリアリティーのことか?
それと、VRのフォントが昨今話題の「24」の自体をパクッタものだったので、24みたいな方向性を持つのかなと想像していました。
結局、半分当たって、半分はずれでしたね。
ネタバレする気もないので、見たい人は見て来いという感じですが・・・。
個人的な感想としては前回ほどの衝撃は無かったですね。
まぁ、作風の性質上最初の観劇の印象が強くなりがちというのはありますけど、それにしても、もう少し発展できるのではないかと思いましたね。
製作していない、第三者からの勝手な意見ですけど・・・。
でも、十分に今の演劇界において、重要な作品を制作していると思いましたよ。
ナンバー1よりオンリー1という言葉がまさに形を持ってそこにあるという印象です。
決して芝居は上手くない、どうしてもっと上手くできないかなぁというぐらい下手だ。
でも、そんなことはあの劇団には関係ないのだ。
芝居が下手だからって、他の劇団と比較する人間なんて存在しないだろう。
だって、比較しようが無いから、比較できる作品を作っている劇団が無いから・・・。
だからあれで良いのだ。
あんな馬鹿なこと、本気でやる。
そのパワーはすごいことだろう。
後から気が付いたことなんですけど、あの表現そのものがTWENTY FOURの演出を真似ているものだったのですね。
・・・今まで気が付かなかったなぁ(11月5日)
ちょっと評価が上がったな、私の中で・・・なかなか面白いかもしれない。
→演劇ポータル「劇人」は演劇と観客を繋ぎます。posted by yositosi at : 19:15 | コメント (0) | トラックバック (0)
SAW
今日は映画の日だったので、映画鑑賞。
新宿でSAWという作品を見に行ってきました。
前に映画館でCMをしていて面白そうだなぁと思っていました。
物語としては、CUBEのような系統を想像しておりました。
CUBEは知らないかもしれませんが、閉ざされた正方形状の部屋が、いくつもに繋がれた空間で、どうしてそこにいるのか分からない人たちが、その密室の空間から出るために謎を解くという話。
パズルゲーム的な要素を盛り込んだミニシアター系の映画として結構話題になりましたよね。
今回の作品もそんな作品かと思っていました。
だって、映画のCMでは閉ざされた空間の絵した写っていなかったので・・・。
実際には閉ざされた部屋とその外での物語がリンクしていくのですが、そういう視点はCUBEの中には無かったので、ちょっと想像と違いました。
だから、駄目というわけではないですけどね。
映像はとってもエグかったですね。
まぁそういう話なので仕方ないですけど、あんまり得意ではないので・・・。
光の使い方が綺麗でした。
物語は、CUBE的でした。
つまり、どうして自分達が今ここにいるのかがわからない。
しかしながら、時間が経過するにつれて、自分達がここに連れてこられた過程、そして犯人の姿や目的が明らかになっていきます。
だんだんと情報が提供されることで、観客は自分勝手に情報を構築していき、物語の全体像を想像するように仕向けられるわけです。
だけど、実はそれが製作者側の意図であったりするのです。
つまり、そうやって与えられる先入観が物語を見誤ることになるんですね。
でも、そうやって騙されてないと、実は観客として面白くないと思いますよ。
嵌ってあげる・・・それが大切なんです。
面白かったですよ。
見ておいて良かったと思いました。
プロモーションミュージック的な映像はいらないんじゃない?って思いましたけど。
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