劇団BISHOP
本日はザムザ阿佐ヶ谷に劇団BISHOPのお芝居「時空寺」を見に行ってきました。
このザムザ阿佐ヶ谷、とってもすごい名前の劇場ですが、それ以上に建物がすごい。
建物の名前がラピュタ阿佐ヶ谷なんですが、絶対に天空の城ラピュタをオマージュした建築になっています。
建物が木に覆われていたり、窓から木が生えていたりします。
絶対にここの支配人、ジブリファンだと思われる。
三階に入っているレストランの名前が山猫軒だし・・・。
こういうセンス、大好きです。
こんな建物に住めたらなんて素敵でしょう。
というわけで、話を時空寺に戻しますが、面白かったです。
私が大好きな部類に入ってくるでしょう。
仏教パロディーということでしたが、坊さんが出てくるコントにしか見えませんでしたが、それはそれでどっちでもあんまり変わらないと思います。
最初、ちょっと単調な展開に「ん?」って感じてましたけど、坊さんがタイムトリップして現代に来たところからグッと面白くなりましたね。
すごいところは、音楽が生音ということ、弾いているのが見えないのが残念でしたが、多くの楽曲を生で演奏されておりました。
それに、ベリーダンスやらクラシックバレエやらほんまに上手い人が出てきて踊られたのも感動ものでしたね。(意味はわからなかったけど)
ただ、生音とか実際のダンスを取り入れる欠点として、それをじっくり見せたいがゆえに物語の展開が切れてしまっていることでしょう。
残念ながら、それぞれはすごいのですが、その必要性をほとんど感じませんでした。
生で音楽やバレエが見れるのは良いですけど、あそこで見る意味が今ひとつです。
残念。
笑いはラブリーヨーヨーの田中聡元さんの一人舞台だったと思います。
いや~ラブリーヨーヨー見たときも、この人面白いなぁと思っていましたが、本気ですごいと思った今日この頃。
確実に笑いを生み出すセンス、緩急のあるそれは、芸術的です。
両刀使いじゃないですけど、どんな笑いも上手く使い分けてるなぁとおもいました。
お顔も良いですしね。
海猿に出ているらしいですよ。
今回のお芝居で、確実にファンになりました。
あと、危婦人という劇団から出ていたザンヨウコさん。
この人も、すごい笑いのセンスでした。
しかも、パントマイムやら、ちょっとした動作やらすごい素敵、ポットのお湯が切れちゃったときの音を口でやっていたんですが、超似てました。
あと、ウサギの耳の帽子も可愛かったです。
ファン、というより好きの部類。
次はここの劇団のお芝居でも見に行くか、彼女が主演らしいし・・・。
って、次は山口県かい!なんでやねん!
というわけで、劇団BISHOPの感想ですが、劇団の本質というよりも、客演の俳優さんが劇を引っ張っていった気がしないでもないですが、脚本を書かれた方はかなり頭が良いらしいことは分かります。
仏教やらキリストやらそういう話ができるってのは勉強しているか、好きな証拠です。
スタッフも役者も良い人たちが、集まってるなぁという気がします。
劇団はもうこれからは見ないかもしれないですが、面白い役者に出会えたので、今回は良しとしましょう。
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2004年07月23日
ポかリン記憶舎
駒場アゴラ劇場で観劇してまいりました。
演出が美しいという噂を耳にして、それならば是非と見に行ってきました。
この駒場アゴラ劇場、初めて行ったのですが、なんかとても素敵な劇場でございました。
二階が劇場になっているのですが、一階にはロビーというか、ちょっと座れる場所があって、その周りには演劇関係の本とか雑誌が山の如く置かれていました。
これらの本、実際に触れるのですが、別に販売しているわけじゃなく、コレクションというか、置いてあるだけというか、そこにいる人がなんとなく手に取れるようになってるんですね。
そういうコミュニケーションの場を提供しているのかなと思った。
で、実際にお芝居の方ですが、演出は確かに綺麗で、水がちょっとしたテーマとして扱われていたのかな?舞台の中を水が流れてて、照明の光が反射して壁に模様が映っているのは素敵でした。
男だけのお話と女だけのお話と二部構成になっていて、それぞれ一時間無いぐらい。それぞれの話はタイトルが同じなんですが、話の内容はまったくもって別物。
男バージョンは死とかがテーマにあって、なんとも暗い感じで、なお且つほとんど台詞が無く、台詞の間は限りなく長い。
それは俗に言うところの「静かな演劇」と呼ばれるものでした。
実はここまで静かな話は初見。
静かな芝居は何個も見ましたが、その究極的に静かなものを見せられたと思います。
どうやら平田オリザさんが一枚噛んでいるらしく、それならこういう芝居である理由もうなずけるというものです。
ちなみに平田さんは「静かな演劇」で一世を風靡したお方です。
私、個人的には静かなお芝居って苦手だと思っていました。
私はどちらかというとエンターテイメントな方が好きだと・・・。
でも、今回の作品を見せられて少しその考えが変わったのです。
最初、余りの静かさにかなり参っていたのですが、いつからかそんな状況を楽しめている私がいました。
演出の綺麗さも相俟ってなんかとっても不思議な時間を体験させてもらった気がします。
人間の内なる感情を見せる為には、やはりどうしても周りの現象をそぎ落としてく必要があるのではないかと考えたのです。
そうして、周りの影がなくなった頃、スーッとその姿を現すのです。
それは狂気の様でもあり、凄まじく綺麗なのでした。
舞台美術も綺麗で・・・かなり満足した私がいます。
物語は有って無きにしも非ずんば虎児を得ずって感じ。
普段、物語と連呼しているのですが、ここはそんなものは必要ないですね。
ひとつの芝居の形を見た思いです。
やるのは大変でしょうが・・・。
お気に入りに追加しておきましょう。
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2004年07月21日
ウィキ
今はウィキを導入している。
しばし待たれよ・・・。
なんかサーバーが快適だといろいろしたくなるなぁ。
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2004年07月16日
イノセントスフィア
中野の中野ザ・ポケットでイノセントスフィアのクリシュタンマナスを観賞。
イノセントスフィアは、パル多摩で大賞をとったという話を聞いてから見に行くようになった。
前回の地霊(ゲニウス・ロキ)はそれなりに面白かったと記憶している。
映像とか照明、音響もそれなりに凝っていて、話もしっかり感動できる。
ちゃんとした芝居しているなぁって感じた。
ちょうど、長崎の中学生が男の子をビルから落とした話があった時期で、それを題材にしたのかというようなタイムリーな感じでした。
加害者をもっと認めるべきであるという私の考え方と近くて共感できたし、物語もラストに向かって疾走していき綺麗にまとまってました。
というような感じで、今日もそれなりに期待して行ったのですが、前回とずいぶん毛色が違ったというか、テーマは分かるのですが、ちょっと現代離れし過ぎているかなぁ。
私達の一般人の感覚から離れていってしまった気がしました。
マスコミの報道が被害者と加害者を生み出すという路線に話が進み始めたときは「お、こういう方向に話が流れていくのか、なかなか面白い!」と思ったのですが、それは物語に埋められた1つのエピソードに過ぎませんでした。
残念。
芝居の方は、終始叫び続けていた気がします。
見ているほうが疲れてしまいました。
追い詰められている人間はああいう風に常に声を張り上げるという芝居も良いのですが、逆に異常なほどの落ち着き、というのも怖さを表現できると思います。
そういうのを入れてバランス取った方が良かったのではないでしょうか?
というわけで、オチモノ芝居という様相を呈して終わってしまったのがショックでした。
最後に、それまでの流れを断ち切るようなオチはわざわざ必要なかったと思います。
あれで、それまで積み上げてきたものが崩れてしまった気がします。
オチはネーミングに反して、それまで語られたものを一段高める為の最後のものであって、そうしなければ意味が無いものです。
前回は、SF的な構造が物語の途中に語られて、それとの相互作用が上手くいき、最後のオチがそれまで語られてきた内容を包括して高めることに成功していたと思いますが、今回のオチはまるで突然降って湧いた感が否めませんでした。
積み上げてきたものを壊すというのはそういうことかもしれません。
というわけで、今回はちょっと残念でした。
舞台装置はすごかったですけどね、あと映像も・・・。
次回も見には行くと思いますが・・・。
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2004年07月14日
拙者ムニエル
今日は拙者ムニエルのお芝居を渋谷の青山円形劇場に見に行ってきました。
拙者ムニエルというと、よくお芝居のチラシを見に行くと入っている演劇学校の指導員の中によく名前の書いてある演出家・村上大樹氏が率いる劇団ですね。
知っている人は知っているが知らない人は知らないという情報でした。
青山円形劇場って私が大好きな劇場なんです。
珍しい円形の劇場なんですが、その設備の美しさや従業員のサービスで他の劇場より数段秀でていると思います。
ま、その分円形劇場で芝居を行うということ自体が弱小劇団にとっては夢のようなものですが・・・。
そんな円形の劇場ですが、今回の拙者ムニエルはなんとその円形の舞台を壊して、ほとんど普通の劇場のように、観客と舞台を切り分けていました。
まったく、折角の円形の舞台なのに、舞台を円形に使わずに普通の舞台のようにするとは何事ですか!円形という貴重な財産を本来の使用法で使わないとは何事ですか!
ま、そういう試みということはできますが、円形を一体どう使ってくるのかというところに興味を持っていた私としては、かなり解せない気持ちであります。
芝居の方は、オムニバス方式のコントのように見えました。
劇団のHPにはナンセンスギャグという風に書いてありましたが、ナンセンスってどういうことですか?
ああいうコントの事をナンセンスギャグというのでしょうか?
ナンセンスっていうのはセンスが無いって事なの?
センスはかなりあったと思うし、あるひとつのセンスの元に構成された笑いのように感じましたが・・・。
物語はちゃんとあって、その物語を進めるように話は進むのですが、その折々にコント形式で、笑いを挟みこんでいくというものになっております。
と言ったところで、その本筋すらどうしようもないものなので、すべて笑いなのですが・・・。
笑いの質は高いと思いました。
お客さんがちゃんと笑えるように・・・それでいてテレビでは見られないような気持ちの悪いギャグで観客を笑わせてくれます。
しゃべり場のパロディー、「真剣になれない30代・タマリ場」は面白かった言葉ナンバーワンですね。
残り物のスパゲッティーで作ったメガネも面白かったです。
というわけで、おもしろかった。ですが、もう見に行かないかな・・・。
私が求めているものとは違いました。
面白いことは保障しますけどね。
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2004年07月09日
エレファントバニッシュ
今日は、エレファントバニッシュというお芝居の評論をします。
このお芝居は、サイモンマクバニーとかいうイギリスのおっちゃんが演出している作品で、役者は皆さん日本人でしたが、スタッフはみなさん外国の方という非常に特殊なお芝居であります。
この作品、実は村上春樹の像の消滅というタイトルの作品を英訳したもので、その作品を逆輸入のようにして、日本語で上演されたものです。
どうも、村上春樹の作品は向こうの方では評判が良いらしく、ドイツなんかでも春樹の作品を舞台化したものがあったように記憶しています。
ま、村上春樹の作品は言葉が独特ですから、確かに舞台向きかもしれませんね。
私も彼の作品は好きで、時々読んでいます。ベタですけど、ノルウェーの森なんか良かったですね。海辺のカフカも面白いらしいので読んでみたいです。
で、舞台の話に移りますけど、この作品、演劇というよりも総合芸術と言い換えた方が良いのではないかと思います。何故なら、全編に渡って映像が流れ続けているし、音楽、そして照明から舞台装置に至るまで、すべてに圧倒的なイメージを写しこんでいました。それぞれのクオリティーも高かったですし、それらの相互の繫がりもまた異様なまでに美しく作りこまれていたと思います。
その中では、役者であっても表現の道具のようになっていて、その身体は解体され、舞台装置として再構築されていました。役者は空を飛び、象の体となり、分裂し、転がっていく・・・。すべては演出家の中にあるイメージを具現化するためにあるようで、その為には演劇の枠組みでさえ容易に壊していくといった印象を受けました。
世田谷パブリックシアターで行われたのですが、あの巨大な舞台空間を全うさせるだけのイマジネーションを作り上げていたと思います。ただ、私はあまりに前過ぎで、後ろの人の感覚は分かりませんでしたが・・・。
役者はメインが吹越満と高泉淳子さん。
吹越満といえば、知っている人は知っている独特な雰囲気の役者、体の動きが独特で、個人的には松尾スズキを創造してもらっても良いと思ってます。
高泉さんは、知っている人は知っている昔ポンキッキーズで山田のぼるくんをやっていた女優さん。私、あのころのポンキッキーズが大好きだったんだよねぇ。
そんな、私の好きな俳優さんが二人も出てました。が、今回の割作品は、役者の演技力とか、個性とかが、ほとんど表に出てこないものでしたので、そういう意味では残念かな。
今回のお芝居、その表現は演劇の粋を超えているものでしたが、決して実験とまで言えるほどのものでもないと思います。メディアを駆使したパフォーマンスならばdumbtypeなんかのほうが有名だしね。でも、あっちはもはや演劇ではないし・・・。そういう意味では、その中間的な立場で、どちらをとってもそこそこ面白いというのが、私にはかなり面白かったです。
というわけで、サイモンさんは私のお気に入りに入れておこうかな・・・。
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2004年07月08日
TEAM発砲B-zin
今日は先に見た「TEAM発砲B-zin」のカケルエックスデラックス
事前情報も無く、チケットが安くなってたから見に行ったという理由。
本多劇場、木曜日の夜に見に行く。人はほぼ満席。
久々の本多劇場、舞台の大きい芝居は久しぶりねこ。
小劇場系ってのはその名のとおり小劇場でやられているわけで・・・。
となると、やっぱり本多劇場でやるってことは、その部類には入らないのかな?
劇団のテイストとして、ヒーローもの主体のようで、今回のもその類。
男と女がペアになって変身するというアイテムがあって、
お互いの思いの強さが、そのヒーローの強さになるという仕掛け。
掛けるエックスというタイトルはそのことを示しているねこ。
舞台は終始、面白テイストで進む。ヒーローもののパロディーテイスト
で笑わせているという感じか・・・。
途中、敵との戦いシーンがあるわけだが、そこがやたら長く、且つ単調に感じる。
これは本多劇場という大きな舞台の弊害ではないか?
役者人はそれなりに一生懸命動いてるのかもしれないが、
遠目から見ていると、どうもスピード感とかダイナミックさが無い。
ステージが大きいと、それに負けないだけの動きとかが必要なのだな。
前で見ている人と後ろで見ている人の印象がずいぶん違うかもしれない。
後ろの方だったからかもしれんが、多々ある戦いシーンがつまらなかった。
演劇にテレビのヒーローもの相当のビジュアルを求めるのも間違いだが。
物語は、必ず最後に愛は勝つという構図をヒーローものに置き換えて、
いろいろな人同士の恋のあれこれがあって、
結局のところ主人公の女の子が別れた彼との絆に気づくという話。
感動はしなかったなぁ・・・。
そうなるだろうなと花のはじめから予想できたし・・・。
笑いどころは多々あって、特に最後の変身シーンは気持ち悪かった。
けど、開場中爆笑、拍手起こる始末。
最後の最後に、ちゃんと大きな笑いを据えていて、満足して帰れる。
笑い自体は、小ねたの連続で頭の良さを感じたのは最後ぐらいか・・・。
どうみてもテイストは小劇アングラなんですが、本多劇場なんだよね。
でも、私個人的には、小劇場でやっていた方が、ダイナミックな感じが
でてよかったのではないかと思った。
舞台装置もがっちり作られていたけど、やはりスペースを埋めきれてなく
どうしても個々人のスケールが小さくなってしまっていた。
スペースをうまい具合に使いきれていない気がする。
それなりに人気があって、本多劇場でできるってのは凄いことですが、
それで、失われたものがありそうな気がする。仕方ないことですが・・・。
小劇場でやっていた頃があるならその時代を見てみたいと思った。
きっと、今日見たのより面白いと思う。という勝手な言い分ねこ・・・。
そうそう、次回の書き込みとも関連する話題ですが・・。
本当に、個人的なんですが、やっぱり面白いだけの芝居って好きになれない。
最近は、静かな演劇が流行っているのもちょくちょく耳にします。
面白いものって近年テレビで垂れ流されていて、
どうせお金を払うなら、面白いだけじゃなくて、
感動できたり、演劇でしかありえない演出をみたり、
考えさせられたり、分けわかんないものであったりというように、
テレビで味わえないものを見たいと思っているのではないか?
という風なことをちょっと前に考えたんですけど、どうおもいます?
演劇おもしろいだけでええじゃんという人の反論お待ちしております。
posted by yositosi at : 12:40 | コメント (0) | トラックバック (0)